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星は

猫の鳴き声のように

ザアザアと
雨の降る
街角に
ひとり立って
傘の中に
かくれたい

傘に
アスファルトに
打ちつける
雨粒たちの
交響曲

目を閉じて
神経を
集中させて
じっと聞く

カラダの隅々まで
まるで自分が
雨になったように

そして私は
そのとき

何を感じるかを
知りたい

何を感じるかを

黒い心の

奥底で


初恋公園


私もあなたも
小学生だった頃

初恋の公園で
あなたは私の名を呼んだ
その声の中に
恋しさが内包されていたことを
その時恋とゆうものを
私は生れて初めて知ったので
私はびっくりしてしまって
その時あなたから見た私は
とても
とても冷たく思えたでしょう

それから間もなく初恋の公園で
ブランコを漕ぎながら話す
あなたの女友達から
あなたが私を好きなことを聞きました

そして
私がなにより心配なことは
あなたがそれから間もなく
病死したとゆう噂です

こうして平静さを装って
すまし顔でこの詩を書いていますが
数日前にあなたのことを思い出した夜は泣きました
涙で一行も言葉が書けませんでした
でも私は大人になり
詩人になり
やはりあなたのことを詩にせずには
死んでも死にきれなく思い
またこうしてペンをとりました

ごめんね
あの時
私冷たくしてしまって

どんなに
悲しかった

どんなに
がっかりさせた

ごめんね

ごめんなさい

せめて私はあなたのために祈ります

永遠の祈りを捧げます

ずっと雨の降る中で

一人で泣いていたんだね

私はやっと

あなたに傘を差すことができました

私の心の中では

もう泣かなくても

いいよ

私もあなたが好きだから


夢の続き


恋人夢に見しその朝初めて
私その人の家を訪れん
弥生木漏れ日小さき庭に私ぽつり立ちて
学生のころをひとり懐かしまん
おれんじ色の光りのシヤワーと日陰が
その庭を美しく形どらん
その庭にいちばん多く咲きし沈丁花(じんちょうげ)ありて
そっと顔をよせるとなんともその甘い香(かぐわ)しさよ!
ああ!
あなたの面影と交差しながら
この胸にとけてゆくよう!
あの雨の朝学生服に傘をさして庭先に立つあなたの秘密よ!

あなたは私を見ていた
私もあなたを見ていた
たった一言
「好き」と伝えれば良かった
成就せぬまま
私は恋のあとをこうして辿らん


いと美しき夢の空



夢の空はうすい雲ありて
      すきとうるようなあお

星々がきらきら輝きて流星

夢見終えし布団にてたった今もおもい浮かべし
                   空景色

まことほんとうの空よりも美しきありて

夢の空よりふたたび空の美しさを教わらむ


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